【本部】沖縄県本部町の国指定天然記念物の塩川で24日午前、地下水が出る上流から海に面する下流に至るまで、水が茶色く濁る現象があった。原因は不明。
塩川を含む一帯の海岸沿いの海は、大雨の後には赤土を含んだように濁ることがある。しかし沖縄気象台の観測で、本部町と名護市での前日からの降水量はゼロだった。この日は周辺の海は青いままだった。本部町教委の担当者は「大雨時の濁りも含め原因は調査中で、状況を注視したい」と話している。
午前7時に濁りを確認した本部町の山川竜(りょう)さん(38)は「雨もないのに濁るのは不思議だ」と話した。
塩川は本部半島の石灰岩地帯にある長さ100メートルほどの小さな川で、地中から塩水が湧くが詳しいメカニズムは不明。
(増田健太)