宮古島平良島尻のパーントゥプナハ “顔に泥”島中を厄払い


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 【宮古島】国の無形民俗文化財に指定されている宮古島市平良島尻の「パーントゥプナハ」が11、12の両日、行われた。泥だらけのつる草を身にまとい仮面を着けた来訪神・パーントゥが人やものに泥を塗って回り、厄払いする伝統行事。泥を塗られて泣き叫ぶ子どもを見た母親は「これでもう大丈夫ね」と話した。市民に親しまれる行事の様子を写真で紹介する。(知念征尚)

小さな子どもには優しく泥を塗る
ンマリガーから出てきたところにいた市民らを追い掛けて泥を塗るパーントゥ=11日、宮古島市平良島尻
ことし100歳のおじいさんの手に泥を塗り、一年の無病息災を願う
宗家(ムトゥ)を訪ね、古老に泥を塗る
取材中の報道陣にも容赦なく襲い掛かる
パーントゥの脇に抱えられ、恐怖のあまり泣き叫ぶ子ども