短編児童小説部門に比嘉稔さん、創作昔ばなし部門に宮國敏弘さん 第34回琉球新報児童文学賞決まる


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(左から)比嘉稔さん、宮國敏弘さん

 第34回琉球新報児童文学賞の最終選考会がこのほど那覇市内で開かれ、短編児童小説部門の正賞に比嘉稔さん(62)=那覇市=の「天使の降る町」が選ばれた。創作昔ばなし部門の正賞は宮國敏弘さん(65)=宮古島市=の「満月の夜に」に決まった。

 佳作は短編児童小説部門で水蝸牛(みずかたつむり)(本名・宮城あゆみ)さん(39)=八重瀬町=の「ニーセー石のマジムン」、創作昔ばなし部門でつきなが海詩(みうた)(本名・久場勝未)さん(61)=那覇市=の「農夫とスバルと甕の中のコウボ」が選ばれた。

 贈呈式は新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、秋以降に琉球新報ホールで開く予定。

 短編児童小説部門24編、創作昔ばなし部門に15編の応募があった。選考委員は齋木喜美子氏(関西学院大教授)、新垣勤子氏(児童文学作家)、小嶋洋輔氏(名桜大教授)。作品全文と審査講評は後日掲載する。
 (宮城隆尋)