琉球新報社 【国頭】現在放送中のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」展が13日、沖縄県国頭村奥間のオクマプライベートビーチ＆リゾートで始まった。9月30日まで。時間は午前8時～午後8時。入場無料で宿泊客だけでなく一般の人も観覧できる。
会場入り口にはドラマに登場するシークヮーサーの木が植えられている。展示会場では、やんばる地域で生まれ育ったヒロインときょうだいや、愛情あふれる家族の暮らしを垣間見ることができる。主な出演者5人の等身大パネル、ヒロイン・比嘉暢子役の黒島結菜さんが実際に着用した衣装や台本、ドラマに登場したサンセットバーガーのセット、シーンを再現した写真約30枚などを展示する。
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ドラマの共同売店を再現したコーナーには懐かしい商品が並び、昭和レトロを感じさせる。サンセットバーガーはビーチ施設内レストラン「オアシス」で体験し、楽しめる仕組みになっている。国頭村をより知ってもらおうと、現在と昔の写真を対比し、集落の家並みや道路などの移り変わりが分かる国頭村パネル展示コーナーも設置した。
知花靖国頭村長は「復帰50年の節目の年にちむどんどんが放送され、全国的にやんばるの知名度の向上につながっている。世界自然遺産にも登録され、今後は自然環境の保全と観光産業をはじめとする産業の振興を図り、地域の活性化に取り組んでいく」とあいさつした。
佐藤健人琉球ホテルリゾートオクマ代表は「NHKのドラマをきっかけに、地域と民間・行政が連携して展示会をオープンすることができた。一つの大きな取り組みだと思う。たくさんの人に見ていただくよう、しっかりおもてなしをしたい」と述べた。
（新城高仁通信員）
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