マイナカード取得率、沖縄は36.3%で全国最下位 普及に向け県が商業施設で出張申請サービス実施へ


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沖縄県庁(資料写真)

 沖縄県は8月と9月の土日に、県内の大型商業施設でマイナンバーカードの申請書記入の補助や申請用顔写真の撮影などが無料で受けられる、出張申請サービスを実施する。県市町村課は行政手続きのオンライン化や健康保険証としての利用など、カードが将来的に必要になるとして「この機会にカードを取得してほしい」と呼びかけている。

 出張申請は21日に石垣市のマックスバリュやいま店、27、28日に南風原町のイオン南風原店、9月3日に名護市のイオン名護店、同4日に宮古島市のサンエー宮古島シティ、同17日に北谷町のイオン北谷店で実施する。このほか西原町のサンエー西原シティでの実施も検討している。

 県の6月末時点のマイナンバーカード取得率は全国最下位の36・3%で、全国平均の45・3%を9ポイント下回っている。県は新型コロナウイルスの感染拡大で出張申請が途絶えるなど、県民への呼びかけが不十分だったことが要因としている。今後は従業員が100人以上の企業などでも出張申請を実施し、普及率向上に向けた取り組みを進めるとしている。

(武井悠)