那覇空港-国頭 直行電気バス出発 伊江島観光バスが毎日運行


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シャトルバスややんばる周遊観光バスの利用を呼び掛ける山城克己社長(右から2人目)ら=2日、国頭村の道の駅「ゆいゆい国頭」

 レンタカー不足などを受けて、伊江島観光バス(山城克己社長)は、所有する電気バス2台を活用し那覇空港と国頭村を結ぶ直行シャトルバスを毎日運行している。土日はやんばる周遊観光ツアーも実施している。来年2月12日まで。

 従来、国頭村と那覇空港間を結ぶ直行バスはなく、観光客はレンタカー利用が多かった。空港を利用する村民からも乗り換えの多い路線バスの不便さが指摘されていた。

 国の「地域一体となった観光の再生・サービス高付加価値化事業」を活用し、総事業費約4千万円の半額助成を受けた。

 シャトルバスは49人乗り。Wi―Fi環境と全席の充電設備を完備。那覇空港発が午前10時、午後3時、国頭村のオクマプライベートビーチ&リゾート発が午前11時、午後3時の計4便。途中、壺川駅(那覇市)など3カ所で乗降可能。運賃は小学生以上が税込み4千円(道の駅「ゆいゆい国頭」の500円分利用券付き)。乳幼児は無料。

 2日、ゆいゆい国頭でセレモニーが開催され、山城社長は「世界自然遺産を応援しようと始めた事業。運行継続できるよう努力する」と述べた。予約はQRコードか東武トップツアーズ沖縄支店(電話)098(868)8822。 (岩切美穂)