「共同売店があるくらし」とは? 商店との違い紹介、視察ツアーなど提案も うるま・浜比嘉島でトークイベント


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共同売店について説明する山田沙紀さん(左)と小林未歩さん=7月4日、うるま市浜比嘉島の売店と食堂の「ハマチュー」

 【うるま】うるま市の浜比嘉島で、地域住民が協力して出資、運営する共同売店を目指す「浜共同売店(仮)の立ち上げプロジェクト」によるトークイベントが7月4日、浜比嘉島の売店と食堂の「ハマチュー」で開催された。

 「共同売店があるくらし」をテーマに、プロモーションうるま事業開発課の小林未歩さんと名護市嘉陽に在住の山田沙紀さんが講師となり、「共同売店ってなに?」「普通の商店となにが違うの?」といった疑問について説明した。

 小林さんは1906年に国頭村奥で始まった「奥共同店」から本島北部、奄美へと広がったこと、山田さんは「200円あげるから瓶のふたを開けてほしい」と来店する高齢者がいること、インスタント袋麺や卵のばら売りなどを行っている嘉陽共同売店のエピソードを語り、地域に密着し、コミュニティーの核となっていることなどを紹介した。

 2人は「共同売店を支えるため、今回のようなトークライブや視察ツアーで『種をまく』ことで、愛着を持ってもらい、さらにアイデアが生まれる『芽生える』共同売店を継続させることを目指したい」と述べた。また、「暮らしの中で楽しさも苦しさも分かち合い、共に生活するその真ん中に共同売店が存在したとき、そこには愛と希望が満ちあふれると思います」と思いを述べた。
 (喜納高宏通信員)