興南、準備万全で旋風誓う 初戦は市船橋と8日の第4試合 夏の甲子園


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対戦が決まり、ガッツポーズする興南の禰覇盛太郎主将(左)と市船橋の宮栄太朗主将=3日、大阪市北区(代表撮影)

 第104回全国高校野球選手権大会(6日から17日間・甲子園)で、沖縄代表興南の初戦の相手が市船橋(千葉)に決まった。第3日の8日第4試合(午後3時半開始予定)で対戦する。興南は攻守で総合力のあるチームに仕上がり、万全の状態で夏の甲子園に挑む。4年ぶり13度目の出場で、今年は本土復帰50年の節目も重なる。2010年の春夏連覇以来、優勝旗を再び沖縄に持ち帰ることを虎視眈々(こしたんたん)と狙う。

禰覇主将「自分たちの野球を」

 興南・禰覇盛太郎主将の話 相手が決まった後は自分たちの野球をやるだけ。調子は右肩上がりで来ている。大観衆の前で声が行き届かないのが課題なので、大観衆の中でも届くような声を出していきたい。全員が1点を取りにいき、その1点を守り抜く。そして勝利できたらいい。復帰50年でもあるので県民の期待に応えられるよう、いい展開を繰り広げられたらと思う。

先制点で主導権

 興南・我喜屋優監督の話 (相手は)当然力があると思っている。想定されることをこなしてきたので、その通りやるだけ。先制点を取って主導権を早く引き寄せる。(本土復帰50年で)興南も60周年の節目。県民の期待に応えられる野球をしたい。伸び伸びと自分たちのいいものを引き出して頑張った結果が、県民と一体となった野球になる。