島尻沖縄相、石垣を視察 台風被害や離島産業把握


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台風被害も受けたヤイトハタの養殖場を視察し、担当者に生産状況などを聞く島尻安伊子沖縄担当相(左)=17日、石垣市の登野城漁港内

 【八重山】台風被害の復旧状況や離島産業の把握のために石垣島入りした島尻安伊子沖縄担当相は17日、台風被害を受けた石垣市総合体育館や登野城漁港内にあるヤイトハタ養殖場、竹富町立大原中学校の情報通信技術(ICT)実証事業、西表糖業の新設された工場などを視察した。

 中山義隆石垣市長と川満栄長竹富町長との面談では、台風被害の状況や八重山地域が抱える課題などについて意見交換した。台風21号で大きな被害を受けた与那国町について中山市長らは「優先して対応してほしい」と求めた。
 そのほか石垣市でミドリムシの研究・生産を手掛けるユーグレナの研究所なども見て回り、島尻氏は「(県内各島の)個性を生かして全体の沖縄振興に結び付けたい。防災関係もしっかり取り組んでいきたい」と話した。