中国軍が弾道ミサイルを発射した4日、玉城デニー知事は那覇市内で取材に応じた際「米中の覇権争いの中、県民や国民が巻き込まれることがあってはならない」とけん制した。中国軍の行動について「日本から米中に対し、常に冷静かつ信頼を構築していく方向で外交を進めるよう申し入れてほしい」と求めた。
日本政府への要請行動などは検討すると説明。「外交は常に冷静で、平和構築を前提になされることが重要だ。常々言っているが言い過ぎることはない」と強調した。
玉城知事が取材に応じた後、波照間島(竹富町)南西や与那国島(与那国町)北北西にミサイルが落下したことなどが判明した。県幹部は「情報を収集し、精査しなければならない」と話した。
(明真南斗)