最賃決定持ち越し 沖縄審議会が9日に専門部会


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 沖縄地方最低賃金審議会(島袋秀勝会長)は5日、2022年度第3回沖縄地方最低賃金審議会を那覇第二地方合同庁舎で開いた。県最低賃金の改正決定はなかった。

 コロナ禍や原材料費などの高騰により賃上げ原資を確保することが難しい企業も少なくないことに留意する必要があるとして、同審議会は9日に新たに専門部会を開く。

 県特定(産業別)最低賃金の改正決定については、新聞業の改正が必要ありとして沖縄労働局長の西川昌登氏に答申した。その他の自動車(新車)小売業、各種商品小売業、糖類製造業は改定の必要性がないとした。

 沖縄の最低賃金は現在時給820円だが、目安通り30円の引き上げがあれば、同850円となる。 (與那覇智早)