【佐喜真氏会見要旨】幸せ感じられる沖縄をつくる 沖縄知事選出馬会見


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
県知事選への出馬を表明する前宜野湾市長の佐喜真淳氏=5日午後6時42分、那覇市の沖縄ハーバービューホテル(又吉康秀撮影)

 沖縄は今、危機にある。感染急拡大で医療崩壊が現実のものとなりかねない。観光業は昨年度と一昨年の収入がコロナ前と比べ、どちらも約5千億円ずつマイナスとなった。物価高も暮らしを直撃する。県政は何もできず、指をくわえて見ている。今の危機は県政によってもたらされた県政危機だ。

 一括交付金減で道路整備や橋の修繕ができない。経済活動に制限をかけるばかりで、支援策を打ち出してくれない。切実な声を各地で受け止めてきた。県政を変え、県民のために全力で危機を突破する。その思いで知事選立候補を決意した。ロシアのウクライナ侵攻は現実の出来事だ。米下院議長の訪台に中国は反発し、軍事演習で圧力をかけた。安全保障環境の変化に、県政トップは対応せねばならない。

 普天間飛行場の返還合意から26年経つが、世界一といわれる同飛行場の危険性は放置されたままだ。県政は国と裁判を繰り返す。対立に明け暮れ、解決が近づいたか。多くの県民がこの問題を終わりにさせたいと思っているのではないか。この問題に私の力で終止符を打つ。

 経済を再生させ、日本一子育てしやすい県。基地問題で決着をつける。県民のだれもがチャレンジでき、幸せを感じられる沖縄をつくる。県民の命と暮らしを守るという強い覚悟で立候補する。参議院選で立候補した古謝玄太さんを知事選挙では右腕として、一緒になって戦う。ともに選挙、危機を突破しよう。