嘉手納基地、離着陸75回 米下院議長の訪台 外来機の飛来が激化 地元自治体調査


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道の駅かでなから米軍嘉手納基地を目視調査する渡久地政志北谷町長(左端)と仲村渠兼栄嘉手納町議会議長(左から2人目)=4日、嘉手納町屋良の道の駅かでな

 【中部】沖縄県嘉手納町、沖縄市、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(会長・渡久地政志北谷町長)は4日、航空機騒音や飛行経路の実態を把握しようと、道の駅かでななどの嘉手納基地周辺3カ所で目視調査を実施した=写真。道の駅かでなでの騒音最大値(速報値)は、午後1時6分にF15戦闘機が離陸した際に記録した99・3デシベルだった。離着陸などの目視確認回数は75回。ホームページで公開している10回目以降の目視調査では過去最低と思われる。調査は午前8時から午後6時まで行われた。

 嘉手納基地には外来機が日常的に飛来している。6月1~2日には30機以上が飛来するなど激化しているのが現状だ。8月2日夕から夜にかけては、ペロシ米下院議長を乗せて台湾に向かう飛行機の周辺を警戒するためとみられる戦闘機、電子偵察機、空中給油機などが相次いで離陸した。

 調査を視察した渡久地町長は「社会情勢の影響で外来機も集中して飛来している。3市町で騒音などの被害も増えている」と述べた。

(名嘉一心)