第104回全国高校野球選手権大会が6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。3年ぶりに一般の観客向けチケットを販売して行われる真夏の風物詩。拍手と歓声の中で49代表校による17日間(休養日3日を含む)の戦いが始まった。新型コロナの感染が拡大している状況で、開会式は集団感染が確認されるなどした6校が欠席。入場行進は各校の主将だけに限られるなど、感染予防に神経をつかいながらの開催となった。横浜(神奈川)の玉城陽希主将が「全身全霊でプレーをし、最高の夏にすることを誓います」と選手宣誓した。第3試合には京都国際が登場。今春の選抜は集団感染のため開幕直前に出場辞退に追い込まれた。無念の経験を越えたチームが大舞台へ戻り、敗れたものの延長にもつれる熱戦を演じた。
選手宣誓の横浜・玉城主将 感謝を追加
横浜の玉城陽希主将は人生初という選手宣誓を堂々とした口調で務めた。「大役を任されて、終わってみたらあっという間だった」と心境を口にした。文章をさらに練り上げ、周囲への感謝を示す言葉を追加した。
(共同通信)