興南、熱戦をありがとう 選手たちのプレーにスタンドから大きな拍手 <夏の甲子園>


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
アルプススタンドで応援する興南高のチアリーディング部のメンバーら=8日、兵庫県の阪神甲子園球場

 第104回全国高校野球選手権大会で興南は8日の初戦で惜しくも敗れた。今年は一般客も入り、選手たちの熱戦にスタンドは盛り上がりを見せた。甲子園での応援が初となる興南チアリーディング部も熱い声援を送り、選手の健闘をたたえて温かい拍手が送られた。

 チアリーディング部顧問の塩月らくなさん(26)は「選手が最後まで粘り強く戦ってくれたから、諦めずに応援できた」と選手に感謝を伝えた。

 九回にマウンドを任された、安座間竜玖さんの父・竜作さん(46)は「苦しい状況でマウンドに上がったということは信頼されていたということ。結果は残念だが良い仲間と一緒にプレーできたことは誇らしい。将来に必ず役に立つ」と、励ましの言葉を掛けた。

 同校野球部OBの60代男性は「負けた悔しさをバネにして頑張ってほしい」とエールを送った。
 (金盛文香)