那覇市長選候補者選考、翁長雄治県議を推す声が多数 「オール沖縄」選考委、議論は継続


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 10月23日投開票の那覇市長選に向けて、市政与党の「オール沖縄」勢力は8日、候補者選考委員会を開いた。関係者によると、翁長雄志前知事(前那覇市長)の次男で県議の翁長雄治氏を推す声が多かったが、議論を継続することになった。

 雄治氏のほか、知念覚副市長、久場健護副市長、比嘉京子県議の名前が挙がっている。

 雄治氏は知名度や若さなどが評価されているが、県議会で与野党が拮抗(きっこう)していることなどから、自身は立候補に消極的だとされる。知念氏も有力候補だが、自民から推す声があるため、一部与党の不信感が根強い。

 オール沖縄は8月25日の県知事選告示までに市長選候補を決定したい考えで、旧盆明けに選考を加速させる。

 市政野党の自民も知事選告示までの市長選候補決定を目指している。自薦、他薦を募っており知念氏や西銘啓史郎県議、新垣淑豊県議らの名前が挙がりそうだ。
 (伊佐尚記)