玉城デニー沖縄県知事は10日、県庁で会見を開き、新型コロナウイルスの「BA・5対策強化地域」に指定されたことに伴う新たな対処方針を発表した。従来2週間に一度、実施していた高齢者施設などでの定期検査を拡充し、事前に抗原定性検査キットを配布する。アルコールが持ち込まれる可能性のあるイベントの開催時には、県職員が見回りに出向いて改善を求める方針も示した。
観光客に事前検査の徹底を求め、大学や商業施設に出向いて予約なしでワクチン接種が受けられる機会も増やす。
10日の県新型コロナ対策本部会議で決定した。期間は11~31日まで。新型コロナ特措法に基づく協力要請にとどまり罰則はない。
(梅田正覚)