沖縄コロナ4079人、5人死亡 病床使用率は89% 県「旧盆の集まり、密にならないよう時間差を」呼び掛け(8月12日朝)


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オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所)

 沖縄県は11日、10歳未満から90代以上の4079人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。60代から90歳以上の男女5人の死亡も報告した。直近1週間(5~11日)の新規感染者数の前週比は0・88倍。

 県全体のコロナ専用病床使用率は89・6%で、圏域別では本島が95・9%、宮古が57・6%、八重山が58・3%となっている。重症者用の病床使用率は37・1%。

 県が支援に入っている社会福祉施設は228カ所で、施設内療養者数は1231人となっている。内訳は高齢者施設が1127人(酸素投与58人)、障がい者施設が104人(同7人)となっている。入院治療が必要なコロナ患者を受け入れる入院待機ステーションは11日正午時点で75床が稼働しており、30人が利用している。

 旧盆の過ごし方について県感染症総務課の城間敦課長は「基本的には今一緒に住んでいる家族で行って、親族で集まる時は時間差を設けるなど密にならないようにしてほしい」と話した。
 (中村優希)