下地幹郎氏も旧統一教会の関連集会に出席 「現在は関係がない」


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下地幹郎氏

 政治家との関わりが問題視されている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡り、9月11日投開票の県知事選に立候補を予定している前衆院議員の下地幹郎氏が2001年、教団と関連する「世界平和連合沖縄県連合会設立準備会」の集会に出席していたことが13日までに分かった。下地氏は本紙の取材に「21年前の事で覚えていないが、当時は自民党の議員だったから招かれたのだろう。現在は関係がない」と語った。

 当時の集会を撮影したとされる写真には、下地氏が演台で話す様子が写っている。舞台上の横幕には「世界平和と日本の未来を拓く」などと記され、日の丸とともに、教団の友好団体「世界平和連合(FWP)」の旗が掲げられている。

 下地氏は当時、自民党所属の国会議員だった。集会への参加が適切だったかどうか問われると「表現が難しい。どういう団体かも分かっていなかったと思う」と答えた。話した内容も「覚えていない」と述べた。下地氏は、教団の関連団体と自民党のつながりが強いことを示唆し「自民党だったから呼ばれた。(05年に)党を離れてからはもう呼ばれない」と強調した。

 下地氏は7月、本紙の取材に対し旧統一教会と「関わりはない」と答えていた。

(’22知事選取材班)