辺野古海域は世界的に重要な「ホープスポット」 名護市瀬嵩区と自然保護教会が看板設置


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
看板の除幕をした瀬嵩区の西平伸区長(中央)ら14日、名護市瀬嵩の国道331号付近

 【名護】世界的に重要な海域「ホープスポット」(希望の海)として大浦湾や辺野古海域をアピールする看板を、沖縄県名護市の瀬嵩区と日本自然保護協会が14日、瀬嵩ビーチ前の国道331号沿いに設置した。同日開かれた除幕式に参加した玉城デニー知事が「これからも一緒に豊かな海を守っていこう」と呼び掛けた。

 ホープスポットは米国の海洋学者らでつくるNGOが世界110カ所以上で認定する海域だ。2019年に名護市天仁屋から宜野座村松田までの沿岸44・5平方キロが日本で初めて認定された。

 大型の看板はイラストレーターなかちしずかさんが描いた生物たちが色鮮やかに表現され、環境保全を訴え掛けている。

 除幕式には住民ら約30人が参加し、瀬嵩区の西平伸区長が「この地域は生き物が多様で、世界的に優れている」と述べた。