香川県の丸亀市民体育館で15日、全国高校総合体育大会・四国総体なぎなた団体戦決勝が行われ、首里が南陽(京都)を2―0で下して全国一をつかんだ。新型コロナウイルスの影響で中止になった2020年の大会も挟んで、県勢の団体優勝は3年ぶり8度目。
先鋒の富川亜紀、次鋒の栄野川美羽、中堅の平安名はなは、いずれも競り合って引き分けた。副将の城間こころが、面二つを奪って勝利し有利な展開へと持ち込んだ。大将の泉水ほのかも、すねで一本勝ちした。
決勝トーナメント1回戦は札幌国際情報(北海道)に4―0、準々決勝で松浦(長崎)に1―1の末、代表戦で競り勝った。準決勝は清教学園(大阪)に3―0で勝利し決勝へ進んだ。
泉水主将は「団体の全国制覇が一番の目標だった。昨年の総体5位や県内大会で知念に負けるなど苦しい時期もあったが、1年間努力を続けてきて全員が強い気持ちで決勝まで戦うことができた」と喜びを語った。 (大城三太)