懐かし琉球切手 県立博物館・美術館で246種類展示


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展示された琉球切手を鑑賞する来場者=16日、那覇市の県立博物館・美術館

 沖縄の日本復帰50年を記念した企画展「琉球切手展」(日本郵便沖縄支社主催)が16日、那覇市の県立博物館・美術館で始まった。21日まで。入場無料。戦後の1948年から沖縄が日本に復帰した72年までの間に発行された「琉球切手」246種類を展示している。

 戦後、最初に発行され、ソテツの絵が描かれた「第一次琉球切手」などを展示している。最後に発行された琉球切手は、泡盛を詰めて贈り物にした「嘉瓶(ユシビン)」が描かれている。琉球・沖縄の通信や郵便の歴史を解説した展示もある。

 同日の開幕式典で日本郵便沖縄支社の久田雅嗣支社長は「先人の残した琉球切手を見て、沖縄の文化や歴史に触れるきっかけにしてほしい」とあいさつし、開会を宣言した。

 日本郵便の衣川和秀社長も参列し「今年は復帰50周年の重要な節目。県や郵便局が紡いだ歴史や文化を振り返り、未来への可能性を広く伝えたい」と述べた。

 午前9時から午後6時まで。絵手紙作品展や郵便局写真展も同時開催している。問い合わせは同展事務局(電話)098(865)2234。 (金盛文香)