香港でも沖縄県産品が人気 モズク、泡盛…133アイテム販売 現地のドンキでフェア


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中国・香港で開催された「沖縄フェアin香港」=7月、香港のドンドンドンキOPモール本店(提供)

 ディスカウント店「ドン・キホーテ」の海外版店舗「ドンドンドンキ」の中国・香港8店舗で7月1~24日、「沖縄フェアin香港」が開かれた。食品を中心に県産品133アイテムが販売され、合計で約9500点を売り上げた。

 県貿易協会(新垣旬子会長)と店舗を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、東京)が連携し開催。県からの受託事業として外国人観光客の誘客や県産品の販路拡大を図る。

 4月に商談会が開かれ、県内企業15社の商品が採用された。新垣通商とジェイシーシーが商品をとりまとめて香港へ輸出した。

 イベントではモズクや海ぶどう、泡盛や冷凍食品、レトルト食品などバラエティー豊かな県産品が並んだ。中には欠品が生じて追加で輸出する商品も出るなど、県産品の人気の高さをうかがわせた。好評を博したことから、イベント終了後の今月16日まで県産商品の販売は続いた。

 県貿易協会の友知靖博事務局次長は「県や沖縄観光コンベンションビューローの協力を得たことで会場は活況を呈し、成功裏に催しを終えることができた。県内企業も自信を深めたと思う」と振り返った。「PPIHは海外に多くの販路を持つ。連携を強めて取り組みが継続できるようにしていきたい」と話した。
 (小波津智也)