波照間島近海EEZ内へのミサイル発射、中国へ抗議決議 竹富町議会が全会一致「島民や町民に衝撃と不安」


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波照間島の海岸線(2017年撮影)

 【竹富】竹富町議会(新田長男議長)は16日、臨時会を開き、中国軍による台湾周辺での軍事演習と、中国が町内の波照間島近海に当たる日本の排他的経済水域(EEZ)内に、ミサイルを発射したことに対する抗議決議を全会一致で可決した。

 決議では波照間島が、軍事演習海域から60キロしか離れていないとみられるとし、島民や町民に大きな衝撃と不安を与えていると指摘。軍事演習とミサイル発射に厳重に抗議するなどとしている。

 また岸田文雄首相ら関係閣僚に、中国に厳重に抗議し、安全保障体制の強化を図ることなどを求める意見書も可決した。
 (西銘研志郎)