青年会の「聖地」ジミー前で3年ぶりにエイサー披露 謝苅青年会 沖縄・北谷町


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ダイナミックなエイサーを披露する謝苅青年会=13日午前1時55分ごろ、北谷町桑江

 北谷町青年連合会にとっては、ジミー前(旧ユニオン前)は“聖地”とされる。13日午前0時過ぎ、すでに数百人が集まっていた。1時間後にはさらに観衆が増え、路上は熱気であふれた。午前1時半ごろ、約60人のエイサー隊が現れた。冒頭は謝苅青年会のオリジナル曲「北谷村」のゆっくりとしたテンポとともにエイサー隊が太鼓を鳴らし、練り歩いた。地瑶の演奏が進むにつれ、エイサー隊は激しいばちさばきに。飛び跳ねたり股を割ったり、全身を使った演舞は気迫がこもっていた。

 コロナ陽性者の発生で思うように練習ができない時もあったが、6月から毎日稽古に励んできた。仲村渠会長の祖父や父、兄は代々青年会に参加してきた。仲村渠会長は「小さい頃からずっと見てきた。おじいちゃんが大好きだった青年会の意志を継いでいきたい」と話した。

 友人と見に来た女性(23)=沖縄市=は「今回はコロナでガーエーを見ることができなかったけど、来年に期待したい」と笑顔を見せた。
 (古川峻)