怪しい小袋見つけ出せ 沖縄税関で職場体験


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スーツケースの隠しポケットを開け、麻薬のダミーを探し出す参加者=21日、那覇空港

 税関150周年と沖縄地区税関発足50周年記念事業として同地区税関は21日、こども職場体験を那覇空港で開いた。手荷物検査や麻薬探知犬のデモンストレーションなど、空港の裏側で行われる税関の仕事を約50人の子どもが体験した。

 検査体験では、事前にスーツケースに仕込まれた麻薬や大麻のダミーを子どもたちが時間内に見つけるアトラクションを実施。子どもたちは、本の中身をくりぬいて作ったスペースや衣服のポケットに隠された「違法薬物」を、悪戦苦闘しながら探し出した。

 宜野湾市の小学3年生(8)は、スーツケースの隠しポケットから怪しい小袋を見つけ出すことに成功。「難しかったけれど(職員が)教えてくれたので分かった。うれしかった」と笑顔を見せた。 (稲福政俊)