「ミャンマー国軍による死刑犠牲者を追悼し、日本人ジャーナリストの早期解放を求める緊急集会」が21日、那覇市の県民広場で開かれた。在沖縄ミャンマー人会と、県民でつくる「ミャンマー『春の革命』を支援するうまんちゅの会準備会」が共催した。ミャンマー人主催の集会は開催されていたが、県民が主催に加わるのは初めてだという。
参加者は沖縄で暮らすミャンマー人と支援者ら約40人。キャンドルをともして犠牲者を追悼した後、抵抗のシンボルとなっている「3本指」を掲げ、クーデターで権力を握った国軍への抗議の意思を示した。
参加したミャンマー人技能実習生は「国には安心がない。早く平和がほしい」と訴えた。
「―うまんちゅの会準備会」の浦崎暁代表は「ミャンマー人から『沖縄の人は何もしない』と言われ、ショックを受けた。うちなーんちゅとして、苦しんでいるミャンマーの人に共感の意志を示したかった」と開催の意義を語った。
(稲福政俊)