県高校野球連盟は24日、嘉手納町のかでな文化センターで、野球の試合アナウンスに向けた講習会を開いた。球場アナウンサーとして経験豊富な藤生恭子さん(Baseball Planning代表)が講師を務めた。各野球部の女子マネジャー約50人が参加し、プロのコツを学んだ。
例年開催していた講習会だが、新型コロナの影響で2020年2月以来となった。今年10月に九州大会が県内開催になることから、アナウンス技術の向上のため実施した。
藤生さんは、マイクの持ち方や発声のポイントを細かく解説。「ピッチャー」「キャッチャー」「センター」の語尾は伸ばさず、最後に「あ」を言うことでリズムが取りやすくなることなどを伝授した。
受講した名護高2年の生徒は「きょう学んだことを最大限生かしたい」と意気込んだ。生徒のやる気に驚いたという藤生さんは「沖縄はレベルが高い」と話した。
(金良孝矢)