沖縄県は26日、10歳未満から百歳以上の3015人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週と同じ曜日と比較し、6日連続で減少しており、直近1週間の新規感染者の前週比は0・86倍となった。また、60歳から百歳以上の男女計7人の死亡を発表した。
新規感染者の年代別では30代が最多の459人で続いて40代442人、20代414人と続いている。
入院患者は520人で、病床使用率は65・4%。圏域別では本島74・6%、宮古21・2%、八重山は11・7%だった。
米軍関係の感染は31人だった。
全国的な流行拡大を受けて政府は、感染者の発生届け出を重症化リスクが高い人に限定化する方針を全国一律に見直すことを検討している。 宮里義久感染対策統括監は「まだ政府から正式な通知はない」と述べ、27日夕方に予定している専門家会議では、限定化の導入を前提とせずに議論するという。
発生届け出が限定化されると、医療機関による事務作業が軽減する一方、県対策本部による受診調整が行き届かなくなり、対象外の感染者が医療機関に集中する懸念があるため、県は慎重に検討している。
(嘉陽拓也)