那覇軍港の浦添移設進捗「民港との整合性を確認中」 那覇港管理組合副管理者、移設協議会の開催時期は未定


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那覇軍港=2020年8月20日

 那覇港管理組合議会(島尻忠明議長)8月定例会の一般質問が23日、行われた。那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設に関する進捗(しんちょく)について、照屋寛志常勤副管理者は「先日、沖縄防衛局から防波堤を含めた形状案が示され、母体を含めて民港との整合性が取れているか確認しているところ」と答弁。移設協議会の具体的な開催時期は現時点で未定だとした。

 玉城デニー知事は民港との整合性が図られているかや、港湾が民港の物流などに支障を来さないかが重要なポイントだとし「状況がスムーズに進行できれば(移設協議会は)滞りなく進められると認識している」と述べた。

 新型コロナウイルス感染症の影響で停滞しているクルーズ船の寄港について、事務局は2023年1月に那覇港へ国内クルーズ船1件の寄港が予定されていることを明かした。担当者は「県内の感染状況に留意しつつ、安心安全な受け入れ体制を構築できるよう関係機関と綿密に連携していく」と述べた。

(当銘千絵)