高校生がご当地食材を生かして地元の看板メニューを開発する「第11回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(全国食の甲子園協会主催)が27日、那覇市のおきでん那覇ビルで開かれた。3校5チームが料理の腕を振るい、美里工業高校調理科3年の男子生徒3人が作った「獅子も驚く!南国漬け」が優勝に輝いた。同メンバーは11月開催の全国大会に出場する。
地元の漁師が捕ったメカジキを沖縄市漁業協同組合パヤオ直売店から調達し、メインの食材に据えた。パパイヤや島唐辛子、ゴーヤー、シークヮーサー、黒糖など、県産食材をふんだんに使い、沖縄らしさを出した料理に仕上げた。
メンバーは、西洋料理が好きな仲地蓮輝(はすき)さん(18)、日本料理が得意な伊計翔也さん(17)、中華や琉球料理好きの屋富祖大空(だいあ)さん(17)の3人。好きな分野は違うが意見をぶつけ合いながらメニューを試行錯誤した。
伊計さんは「全国では強豪が集まる。料理を通して沖縄の良さや素晴らしさを日本や世界に届けたい」と声を弾ませた。
屋富祖さんは「さらに良い品を全国で提供して、地産地消や沖縄の食材をもっと広げていきたい」と笑顔を輝かせた。
仲地さんは「もっと沖縄の良さを伝えられると思うので、全国大会に向けて頑張りたい」と意気込んだ。 (中村優希)