「ガチャ」は日本だけ? モバイルプリンスの知っとくto得トーク[273]


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モバイルプリンス

 

14日に日経新聞Webに掲載された「スマホゲーム『ガチャ』頼み転機 日本勢、世界展開に壁」という記事が話題になっています。

世界のスマホゲーム売上ランキングを紹介しており、日本以外の国は「バトルパス」「シーズンパス」と呼ばれるチケット制【※1】のゲームが主流なのに対し、日本はランダムでアイテムが出てくる「ガチャ【※2】」方式のゲームが強いと指摘。そのため海外展開が難しくなるかもしれないという内容です。

 

※1 チケット制 … 数百円から1000円程度の金額を支払うと、2~3カ月間特典を受けることができ、オリジナルアイテムがもらえることがあります。ゲームを一度離れても、次のシーズンが始まる時に戻りやすかったり、期間中に一定条件をクリアするとアイテムが確実にもらえたりするなど、長く楽しめるつくりになっています。

※2 「ガチャ」方式 … 一般的には「ソーシャルゲーム」、略して「ソシャゲ」と呼ばれることが多いです。一度のゲームプレイは5分前後で終了し、日常の空いた時間でサクッと楽しむことができます。その一方、ゲームを進める・強くなるためには、ガチャから出てくるアイテムが重要になるため、「ギャンブルと似ている」と指摘されることも多いです。

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「ガチャ」方式とは、ゲーム内の通貨をため、ガチャガチャを回し強力なキャラクターやアイテムを入手します。強くて貴重なアイテムは低確率でしか出現しないため、のめり込むとどんどん課金してしまいます。

こうした仕組みがギャンブルのように「射幸心をあおる」として、法規制される国も出ています。

ゲームは気分転換ができ、友達とのコミュニケーションツールとしても機能しますが、搾取するような構造のゲームには注意が必要です。

 

イラスト・小谷茶(コタニティー)

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「ガチャ」方式のゲームは、あまり課金することのできないユーザー向けに、時間を使ってゲームのお題をクリアすれば、ガチャガチャチケットをプレゼントする設定があります。

その場合、お金でなく時間を大量に使うことになります。「課金していないから大丈夫」と思っても、1日何時間もゲームに没頭し、やるべき事ができなくなって生活が壊れてしまうと元も子もありません。

好きなゲームがどのようなお金の流れで成り立っているのか、調べるのもいいでしょう。

 

【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ 1987年、沖縄市出身。お笑い芸人・携帯電話ショップ勤務の経験を生かし、スマホ・ネット活用の方法を楽しく、わかりやすく伝える。2020年、本連載をまとめた著書「しくじりから学ぶ13歳からのスマホルール」を出版

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