沖縄、コロナ感染者数の勢い弱まる 夏休み後の増加に警戒 県疫学・統計委


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 沖縄県疫学・統計解析委員会は30日、先週(22~28日)の新規感染者2万453人の情報を基に、1人の感染者が何人に感染させるかを示す実効再生産数が本島0.84人、宮古0.66人、八重山0.85人で、全県的に感染者数が減少に転じていると報告した。感染者は全年代で減少しているものの、10歳未満の減少ペースが遅く、夏休みが終わった影響で感染が再び増加することを警戒している。

 今週(29日~9月4日)の新規感染者は1万4千~1万8千人と減少するとみられるが、県知事選挙などを機に、中高年世代で感染が広がる恐れもあるという。

 同委員会は、今秋は社会活動が活発になることが考えられるため、一定規模の感染が続きながら冬を迎える可能性も想定している。(嘉陽拓也)