猛烈な台風11号は31日午前11時には南大東島の西約130キロの海上にあって、時速25キロの速さで西南西へ進んでいる。中心の気圧は920ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。中心の北側220キロ以内と南側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。
沖縄気象台は午前10時14分に沖縄本島中南部・北部に暴風、波浪警報を発表した。本島地方はすでに強風域に入っている。最接近は夜のはじめ(午後6~9時)になる見込みだ。
大東島地方は暴風域から抜けたが、まだ強風域の範囲内にある。北大東島は午前4時58分に8月の観測史上最大となる最大瞬間風速48・4メートルを観測した。
【関連記事】
▼沖縄本島の路線バス、31日は終日通常運行 あす1日も始発から通常運行の見込み(8月31日午後3時半)
▼発達のメカニズムと今後の進路は? 高い海水温で急速に発達、沖縄に再接近の予想も