社会

小学校土壌から有害PFOS、米基準の29倍検出 沖縄・普天間第二小で市民調査

 人体に有害とされる有機フッ素化合物(PFAS)が、米軍普天間飛行場に隣接する沖縄県宜野湾市立普天間第二小学校内の土壌から高い値で検出されたことが5日分かった。住民団体「宜野湾ちゅら水会」(宮城優代表)が8月に依頼し実施した調査の結果を明らかにした。

 調査した3カ所のうち、値が最も高かった箇所は土壌1キログラム当たりPFOS1100ナノグラム、PFOA600ナノグラムを検出。

 米国環境保護庁(EPA)が示している土壌から地下水への汚染を防止するためのスクリーニングレベルはPFOS38ナノグラム、PFOA920ナノグラムで、普天間第二小で検出されたPFOSは約29倍となった。

 宜野湾ちゅら水会は8月、県環境科学センターに依頼し(1)グラウンドに近い遊具の下(2)普天間飛行場の排水路が近いバックネットの裏(3)グラウンドから水が流れ込む南門の近く―の3カ所で表土を採取・分析していた。

 このうち遊具下ではPFOS、PFOAともに測定できる値より低い定量下限値未満だったが、バックネット裏ではPFOS700ナノグラム、PFOA300ナノグラム、裏門近くではそれぞれ1100ナノグラム、600ナノグラムだった。

 PFASの環境基準については、日本は水質の暫定指針値を設けているが、土壌の基準値はない。 (安里周悟)



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