日本女子プロゴルフ協会・小林会長「選手の幅広げる」 2年後の沖縄大会へ決意


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2年後に沖縄で初開催される第57回日本女子プロゴルフ選手権大会の成功を誓う(左から)渡嘉敷通之理事長、小林浩美会長、呉屋守将会長=5日、那覇市の沖縄ハーバービューホテル

 2年後に名護市のかねひで喜瀬CCで開催が予定されている「第57回日本女子プロゴルフ選手権大会」について、日本協会の小林浩美会長とゴルフ場を運営する金秀グループの呉屋守将会長らが5日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルで会見し、2024年9月5日から4日間、沖縄で初開催することを正式に発表した。国内女子プロの四大大会の県内開催は初めて。

 第57回大会には132人が出場を予定。賞金総額2億円、優勝賞金は3600万円。歴代優勝者やランキング上位者、地区予選を勝ち抜いた選手などが出場権を得られる。約1カ月前までに、出場者が決まるとみられる。

 大会は1968年に日本女子のトーナメント第1号として始まった。50回大会からはアジア一を決める大会をコンセプトに運営を展開しているという。県勢では過去に2006年の第39回で宮里藍、09年の第42回で諸見里しのぶが優勝を飾った。

 小林会長は「選手の幅を広げるセッティングができると思っている」と、この時期の芝の状態などを含めて喜瀬CCを高く評価し、沖縄で開催する意義を強調した。その上で県勢選手の出場に期待しながら「地域の皆さんに感動を目の前で見てもらうことにつなげたい」と大会の成功を誓った。

 呉屋会長は「ステップアップツアーなど手作りの運営で汗を流しながらやってきたことが評価されての決定だと思う。24年開催に向けてまだ工夫や改善することもある。沖縄でやって良かったと思える大会にしたい」と語った。会見には沖縄のスポーツツーリズムの推進を期待し、県スポーツ協会の渡嘉敷通之理事長も同席した。
 (謝花史哲)