支持拡大を訴え 19町村議選告示 沖縄


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支持者とグータッチを交わす立候補者=6日、北中城村

 西原町や恩納村など19町村の議員選挙が6日、告示され、各地で5日間の選挙戦の火ぶたが切られた。投開票は知事選などと同じ11日。19議会の合計定数224に対し260人が立候補を届け出た。全ての議会で選挙戦となる。各地で出発式などが開かれ、各候補者は支持者と共に必勝を誓い、遊説に繰り出した。選挙カーや街頭演説では「これからの4年にお力添えを」などと有権者に向け第一声を上げた。

 【北 部】

 【北部】北部では本部町、大宜味村、伊是名村の3首長選と離島地域を含む8村の議員選が告示され、選挙戦に突入した。

 16年ぶりの選挙戦となった本部町長選では現職と新人の両陣営が午前8時半ごろ出発式を開いた。新人候補は「町民のために予算を取り、仕事や公共事業をつくる」と力を込めた。現職候補は「本部町のことは町民が決める。心豊かな町をつくっていこう」と訴えた。

 村長選と村議選、知事選のトリプル選挙となる大宜味村では村長選に立候補した3人がそれぞれ出発式を開き、有権者の声援に見送られ、遊説に出た。定数16に20人が立候補した恩納村議選では、候補者が広い村内を走り支持を訴えた。知名度を上げようと、集会や選挙カーで声を上げた。

 【中 部】

 【中部】沖縄市と宜野湾市に続き、北谷町、読谷村、中城村、北中城村、西原町の5町村でも選挙戦が幕を開けた中部地区。候補者は大通りでの演説よりも、選挙カーで集落内を回る姿が目立った。

 ある候補者は自ら運転し地盤がある地域で支持を呼び掛けた。「住民が納得いく街にしていく。どうか力を貸してほしい」との声が力強く響いた。

 別の候補者の選挙カーの声も遠くから響き、集落一帯が熱気を帯びる。候補者の事務所に出向き、グータッチを交わしながら「頑張りなさいよー」とエールを送る支援者の姿も。

 朝から3台の選挙カーを見たという40代の男性=中城村=は「上と下の集落で活気が違うので、地域格差をなくすような街づくりを目指してほしい」と願った。

 【南 部】

 【南部】南部地域では南風原、八重瀬の2町議選と、座間味、渡名喜、渡嘉敷、北大東の4村議戦の火ぶたが切られた。町中には各候補者のイメージカラーののぼりがはためき、選挙カーからは候補者名を連呼する声が響いた。

 八重瀬町では時折雨が降る中、各候補者があいさつまわりや遊説に奔走した。ある現職候補者は商業施設などが並ぶ交差点に立ち、マイクを握った。知事選とのセット戦術を展開し、道行く人や運転手に向けて「どうか支援のほど、よろしくお願いします」と何度も声を上げた。その横でのぼりを持った支援員がドライバーに向け、手を振りアピールした。

 新人候補は知名度向上のため町内全域を遊説カーでまわった。氏名を連呼し1票を呼び掛けた。