玉城氏が街頭演説会 「ぶれぬ民意示そう」 沖縄県知事選


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支持者と共にガンバロー三唱で気勢を上げる玉城デニー氏(前列中央)=7日、那覇市の県民広場前(ジャン松元撮影)

 11日投開票の沖縄県知事選に立候補している玉城デニー氏(62)の街頭演説会が7日、那覇市の県民広場前で開かれた。集まった支持者たちは緑色の鉢巻きを締め、再選に向けた取り組みを誓った。玉城氏は「県民の民意は絶対に1ミリもぶれていないということを示していこう」と訴えた。

 玉城氏は4期9年衆院議員を務めた際に他の国会議員から「選挙に強い」と言われたという話を紹介。「政府を相手に知事選で勝つ意味をかみしめてください。私は今回も選挙に勝ちたい。勝って『これが沖縄県民の力だ、民意だ』と堂々と政府に申し上げたい」と力を込めた。

 その上で「未来のための4年間、政府に対して辺野古新基地建設反対という民意を示す4年間だ。託してほしい」と強調した。「18歳の初めての一票も、何度も投票してきた一票も絶対に大切にしたい。全身全霊で報いていきたい。一緒に勝とう」と語った。同日投開票の県議補選や宜野湾市長選で連携する候補への支援も呼び掛けた。

 赤嶺政賢衆院議員や伊波洋一参院議員、穴井輝明県労働組合総連合議長が激励した。玉城氏の支持母体「ひやみかちうまんちゅの会」の城間幹子会長は「子や孫のために辺野古新基地建設に反対する、その思いを託そうと回りの人に伝えてほしい」と呼び掛けた。
 (’22知事選取材班)