サイバー犯罪、沖縄は過去最多の摘発数 「ログ」保存など協力呼びかける 県警対策協


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サイバー犯罪情勢について説明を受ける参加者ら=7日、那覇市泉崎の県警本部

 沖縄県警サイバー犯罪対策課は7日、那覇市泉崎の県警本部で第20回県サイバー犯罪対策連絡協議会総会を開いた。通信事業者やIT事業者など計18事業者が参加し、現在のサイバー犯罪情勢などの説明を受けた。

 同協議会会長でNTT西日本沖縄支店ビジネス営業部長の西川陽介さんは「今や情報通信技術は社会経済活動の主要なインフラとなっている。IT・通信事業者は、自覚と責任を持って業務に当たる必要がある」と述べた。

 県警サイバー犯罪対策課によると2021年度、県内のサイバー犯罪摘発件数は170件で、2001年から統計を取り始めて以来、過去最多だった。また、年々、犯罪の手口が巧妙化していることから、事業者らに、サイバー犯罪において犯人の追跡に必要な証拠の「ログ」を保存するよう協力を呼び掛けた。