献血減で3378人分不足 台風11号やコロナの影響 沖縄県赤十字センター「レッドゾーン」危惧


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
くもじ献血ルーム(資料写真)

 新型コロナウイルスの感染拡大や台風によって献血者数が減っているとして、沖縄県赤十字血液センターが危機感を募らせている。献血者数はこのまま推移すると、1~3週間後には医療機関からの要望に応えられないなどの支障を来す恐れがあるという。

 同センターによると、九州・沖縄は8日時点で計画に対し3378人分の不足が生じている。台風襲来で移動献血バスが中止になったことが要因とみられる。

 A型とO型の不足が顕著で、必要数に対する県内の在庫はO型が80%台、A型が90%台。いずれも「レッドゾーン」とされる80%に近づいている。

 移動献血バスは10、11日は午後1時~5時、浦添市のキャンプ・キンザーフェスティバルで稼働する予定。