「ふがいない結果」落選の佐喜真さん、支持者に頭下げ 「力不足」悔しさもにじませ 沖縄県知事選


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落選が確実となり、敗戦の弁を述べ支援者らに頭を下げる佐喜真淳さん=11日午後8時6分、那覇市山下町の選挙事務所(喜瀨守昭撮影)

 投票箱が閉まった午後8時ごろ、佐喜真淳さん(58)の陣営関係者らは那覇市内の事務所に集まり、厳しい表情でテレビの速報を見詰めた。報道各社の当確が出そろった午後8時2分ごろ、事務所に現れた佐喜真さんは、支援者に向かって「ふがいない結果となり、おわびを申し上げる」と頭を下げた。

 前回の県知事選で敗れて以降は雪辱を誓い、連日街頭に立ってきた。各離島を回って現状などを聞き取り、選挙戦では課題解決を訴えたが思うように支持を広げることができなかった。

 記者団に敗因を聞かれ「つぶさに分析はしていないので即答は難しいが、私の力不足だ」と悔しさをにじませた。

 支援者らが拍手とともに「お疲れさまでした」と声を掛けると、佐喜真さんは感謝の気持ちを表し、握手を交わした。
 (中村優希)