名護市議会、渡具知市長を支える与党が15議席 「辺野古反対」は13議席に<統一地方選>


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 【名護】名護市議選(定数26)は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設への賛否を明確にしない渡具知武豊市長を支える与党が15議席を獲得し、過半数を占めた。新基地建設に反対する野党は10議席、中立1議席。中立の議員は野党系会派に所属している。4年前の前回選挙と比較し、野党は2議席減らした。

 改選前は欠員2、与野党会派ともに12議席だった。本紙のアンケートによると、辺野古移設反対の立場は与党の公明党を含めて13議席で、賛成は4議席、「(係争中の)国と県の推移を見守る」などを含む「その他」の立場は9議席だった。与党側は国政与党が推す佐喜真淳氏とセット戦術を展開。経済振興策などを訴えた。野党側は新基地反対の玉城デニー氏と連携し、選挙戦を展開したが「辺野古」を前面に打ち出す候補は少なかった。

 選挙戦に与党系17人、野党系12人、野党系会派所属2人を含む中立3人が立候補。新人6人が当選した。
 (長嶺晃太朗)