【沖縄知事選・出口調査分析】政党支持層別で投票した先は? 玉城氏、佐喜真氏で明暗


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報道陣の質問に答える玉城デニー氏=11日、那覇市古島の教育福祉会館

 琉球新報社などが11日の県知事選投開票日に実施した出口調査によると、当選した玉城デニー氏は推薦を受けた県政与党、国政野党の各党の支持層を手堅くまとめたほか、無党派層に浸透した。佐喜真淳氏は推薦を得た自民、公明の支持層を十分固めきれていなかった。

 一方で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画については「反対」が53%、「賛成」が43%だった。

 投票先を選ぶ上で何を重視したかを聞く質問には、「経済活性化」を回答した割合が41%で最も高く、「基地問題」34%、「人柄や経歴」15%などと続いた。

 政党支持層別で、玉城氏は立憲民主の89%、共産の95%、社民の91%をまとめたほか、選挙戦の鍵を握る無党派層の62%に食い込んだ。

 佐喜真氏は自民支持層が66%と7割を切り、公明の支持層も61%にとどまった。無党派層も27%と伸び悩み、玉城氏との明暗が分かれた。