米軍普天間飛行場周辺のボーリング調査に普天間第二小も追加を PFAS問題、市民団体が宜野湾市教委に要請書


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宜野湾ちゅら水会メンバーや普天間第二小学校の保護者ら=15日、宜野湾市役所

 【宜野湾】市民団体「宜野湾ちゅら水会」などは15日、宜野湾市教育委員会を訪れ、県が実施中の米軍普天間飛行場周辺のボーリング調査に普天間第二小学校の追加を求める要請書を提出した。県は有害性が指摘される有機フッ素化合物の汚染源特定のために、9月上旬から市内5カ所で掘削調査を開始している。

 普天間第二小学校では、同会の土壌調査によりグラウンド周辺から高濃度のPFASが検出されている。現在、市は検出場所にポールを立てるなどの対策を講じている。

 要請には同校の保護者も同席した。同席した保護者の一人、与那城千恵美さんは「今の対策では根本的な解決にならず親としては不安が残る。周辺もしっかり調査してきちんと対応してほしい」と訴えた。
 (新垣若菜)