沖縄リゾ婚、景色や観光が人気 費用は台湾の3分の1<台湾最強!彭國豪の沖縄発見>15


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沖縄のリゾートウェディングで記念撮影をする台湾人カップルのイメージ図(Facebook沖縄彭大家族提供)

 日本でも沖縄でリゾートウェディングをする人が増えていると聞く。台湾でもリゾ婚は憧れの存在だ。海外でのウェディングを専門に扱う業者もあり、コロナ禍までは毎年合同でプロモーションイベントを行っていた。わがファミリーにも沖縄で挙式したカップルが少なくない。

 沖縄で挙式をする最大の魅力は、なんといっても美しい景色と魅力的な教会、そして式の後の観光だが、実はそれと同じくらい強調されるのが、安さと手軽さだ。

 台湾では年々、式が豪華になり費用も400万円前後に高騰。さまざまな伝統的な儀礼や複数回におよぶ披露宴など面倒も多い。その点、沖縄でのリゾ婚なら、シンプルな挙式でハネムーンを楽しんでも、費用は台湾の3分の1。居酒屋を貸し切りにして、沖縄料理で祝う披露宴なら、皆大喜びだし安上がりと一石二鳥だ。

沖縄での、ファミリーのリゾートウェディング式に出席する彭さん

 ちょっと心配なのが、日本のメークが台湾よりちょっとおとなしめで、一部の新婦に不評なことだが、最近では中国語がわかるウェディングプランナーも増え、希望をかなえてくれることもあるという。もっと多くのカメラマンと中国語でコミュニケーションが取れるようになれば、沖縄のリゾ婚の満足度がさらに上がること間違いなしだ。

 実は3年前、もっと手軽にリゾ婚を楽しんでもらおうと、沖縄でのフォトウェディングツアーを企画したが、コロナ禍に阻まれた経緯がある。アフターコロナの機運もそろそろ見え始めてきた。円安の追い風も吹いている。再開すれば、企画成功の公算は高い。

(口述・沖縄彭大家族・彭國豪、翻訳と構成・渡邉ゆきこ)