名物「焼きてびち」やおでん…栄町で70年続いた老舗「おでん東大」が閉店 「寂しい」「残念」惜しむ声


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閉店した、約70年続いた老舗の「おでんの東大」=28日、那覇市安里

 那覇市安里の栄町の飲食店街にある「おでん東大」が26日、閉店した。三代目の店主が8月に亡くなったためだという。約70年続いた老舗で連日、おでんや名物の「焼きてびち」を求め、多くの地元客や観光客でにぎわっていた。28日、店のシャッターには「閉店のお知らせ」として、「長い間のご愛顧をいただきありがとうございました」と記されていた。

 近くの洋書店の40代店主は「(東大の店主は)半年前の洋書店のオープン時にも『頑張ってね』と励ましてくれた。栄町に若い人のお店もいっぱいできる中、気に掛け、よくしてくれていたので寂しい」と話した。

 近くで飲食店を営む50代男性は「8月に亡くなったのは聞いていたけれど閉店はびっくりした。栄町を代表する店がなくなって残念だ」と閉店を惜しんだ。

 閉店を受け、ツイッターでも「悲しい」「残念すぎる」「日本一のおいしさだと思ってた」などと惜しむ投稿が数多く見られた。(中村万里子)