沖縄の2町1村で初の女性議長誕生 南風原・八重瀬・伊是名 南風原は副議長も女性


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(左から)赤嶺奈津江さん、神谷たか子さん、潮平そのみさん

 統一地方選後初の議会が県内各地で28日開かれ、南風原、八重瀬、伊是名の2町1村で初の女性議長が誕生した。県町村議会議長会によると、県内で同時に二つ以上の町村で女性議長が誕生したのは初めて。県内町村で女性議長の誕生は12年ぶりとなった。

 南風原町では議長に赤嶺奈津江さん(50)、副議長に浦崎みゆきさん(66)が選ばれた。女性が同時に正副議長に就任するのは初とみられる。同町議会では改選後、定数16に対し女性議員が4人で4分の1を占める。

 八重瀬町では神谷たか子さん(60)が、伊是名村では潮平そのみさん(63)が選ばれた。両氏は所属する議会で唯一の女性議員でいずれも3期目。

 県内では1998年、仲里村(現久米島町)で高良ノブさんが女性で初めて議長に就任した。その後、町村では2010年に儀間信子さんが西原町議会議長を1期務めたが、14年以降、女性議長は不在となっていた。
 (比嘉璃子まとめ)