新人対決、投票率上昇なるか 前回2018年は48.19% 那覇市長選


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(左)翁長雄治氏 (右)知念覚氏

 これまでの那覇市長選の投票率を振り返ると、1980年代は70%台の高い投票率を維持していたが、92年に無投票で親泊康晴氏が当選した次の選挙は25.97%まで下がるなど変動が大きい。2000年の翁長雄志氏の初当選時は63・52%まで上がったが、2期目以降は50%台に低下した。革新側が候補者選定に苦戦し、超短期決戦となった12年は39.43%に落ち込んだ。長期市政となるに従い、投票率も低下する傾向にある。

 14年は翁長氏の県知事選出馬に伴う市長選で注目を集め、知事選と同日だったこともあり、65.25%まで回復した。高い投票率で得票数も大幅に伸びた。だが18年は再び50%台を割り、48.19%に下がった。

 今回は現職の城間幹子氏が引退を表明し、8年ぶりの新人同士の対決となるため、前回より投票率が上がるのではないかとの見方がある。一方、翁長雄志前知事の死去直後に行われた前回選挙に比べて、有権者の関心が落ちるとの指摘もある。