沖縄で新変異株ケンタウロス2例目確認 5日のコロナ感染は406人、4人死亡(10月6日朝)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は5日、10歳未満から百歳以上の406人が新たに新型コロナウイルスに感染したとともに、50代から90歳以上の女性4人が感染後に死亡したと発表した。

【チャート図】コロナ発生届簡略化後の健康フォローは?

 県内2例目となるオミクロン株派生型「BA・2・75」(通称・ケンタウロス)が確認されたことも報告した。患者は、海外渡航歴のある南部保健所管内の40代女性で、入院などはしてない。9月15日に公表した1例目との関連はないという。衛生環境研究所が9月18~25日に採取した99検体を調べた結果、「BA・2・75」が1件、「BA・5」が96件、判定不能が2件だった。

 5日の新規感染者数は、年代別で30代が72人と最多で、10歳未満が61人、10代が59人、40代が54人など。高齢者や妊婦などの発生届の対象者は79人だった。

 県は同日、新型コロナウイルス相談窓口への後遺症に関する問い合わせが、8月は428件で9月は367件あったと報告した。県内には後遺症対応に特化した医療機関はないため、県医師会と連携し、相談可能な医療機関を増やす方向で取り組んでいるという。  (嘉陽拓也)


【関連記事】
▼122店舗に過料決定 緊急事態宣言中に営業 20万~25万円支払い命令

▼沖縄県、秋の行楽シーズンでの対策呼び掛け

▼10、11月に沖縄を訪れる国内観光客、コロナ前超えの見通し

▼沖縄県、部活制限を終了 医療非常宣言解除、会食は緩和

>>ひと目で分かる沖縄の新型コロナ最新情報