ケラマブルーにちむどんどん! 那覇市の中学生が渡嘉敷島で修学旅行


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ケラマブルーの海を満喫する寄宮中学校2年生たち=9月28日、渡嘉敷村の渡嘉志久ビーチ

 【渡嘉敷】那覇市立寄宮中学2年生163人と松田孝校長はじめ教員10人が昨年に続き修学旅行で9月26~29日(3泊4日)の日程で渡嘉敷村を訪れた。国立沖縄青少年交流の家や同海洋研修場(渡嘉志久ビーチ)をメーンにさまざまな自然体験活動などにチャレンジするとともに、同村の住民を招きインタビューを行い、島の自然、文化、歴史などを学んだ。

 ビーチでの大型カヌー漕ぎ(ガラスボート)、シーカヤックなどのマリン体験でケラマブルーの海を満喫した。キャンプ場では仲間と協力しながらカレーを作り自らの手料理に舌鼓を打った。

渡嘉敷漁協職員の小嶺ともみさん(手前右)の島の特産品の説明に聞き入る生徒=9月28日、国立沖縄青少年交流の家研修室

 初のプログラムとして3日目は渡嘉敷村のことを学ぼうと、同島ネイチャーガイドの池松来さん、渡嘉敷漁協職員の小嶺ともみさん、同村平和ガイドら4人を招き、現地調査をもとに、探求活動テーマ(島の特徴、産業、海、山の生き物、行事、戦争など)について、2時間にわたり班ごとにインタビューを行った。

 生徒は「ケラマブルーの海や満点の星空にちむどんどんした。ウミガメを見て感動した」と声を弾ませ、別の生徒は「那覇にはない島の美しい大自然は夢のような世界だった。何度でも来たくなる島」と笑顔を見せた。他の生徒は「仲間とコミュニケーションを深めることができ、中学生活の楽しい思い出づくりができた」と目を細めた。

(米田英明通信員)